美しく幻想的な青い池
青い池。北海道美瑛町にある池です。幻想的な青い水の池で観光スポットとして人気があります。この池は歴史としては新しく1997年。堤防を作った際に出来たものでプロカメラマンの写真集を通してその名が広まりました。
近年人気が高まるとともに、昔は空き地のような無料駐車場だったのが今は駐車場が有料になり、お店もでき、立派な観光スポットらしくなってきた感じがあります。
白樺の木が立ち枯れている。この姿が幻想的な雰囲気を出していて人気理由の一つとなっています。池なので一分見れば十分かもしれませんが、池の色はころころと変わるので、「はい、見た見た」と先を急がず、できればしばらくゆっくり眺めてみてほしいところです。多少の曇りであってもちょっとの光の変化でとても色が変わるし、元はきれいな湧き水を含むので条件がととのえば池の中が垣間見えるときもあります。
池の中も見えるかも
風さえなければウユニ塩湖を連想するくらい、景色がよく映り込みます。白樺の木々もその後ろの山も水面に美しく見えます。手前に倒木が沈んでいるのが見えるでしょうか。横に倒れているのではなく、斜めに沈んでいます。場所によっては相当な深さがあることが伺え、深いところは5mくらいあるんじゃないでしょうか。5mというと浅く感じるかもしれないが2階建ての家くらい。足がつく人はまずいないはず。初夏でもまだまだ水温は低いので落ちたら命にかかわるので気を付けてくださいね
光の加減等で透明度が増すと池の中の様子が少し見えたりします。池の中に多数段差があるようです。
さて、池だけみて帰る人が当然ほとんどなのですが、実は一歩先に川が流れています。
池からもう一歩先の川の手前まで進むと…
川は至って普通の川なんだけど、よく見ると深いところは水が青いのが分かります。川沿いに散策する必要はありません。川岸まで近づく必要もありません。川の手前から見渡すだけで、数か所青い場所があるのが分かります。池だけ水の色が違うなら不自然だし、よく言われる「アルミニウムによるもの」というのもピンとこないのですが、川の様子を合わせて見ると確かにこのあたりの鉱物による影響なのだなということが分かり。自然の神秘を垣間見ることができます。
硫黄を多く含む川の水が、黄色なのかと思いきやきれいな青色だったのを見たことがあるので、「アルミニウムによるもの」かどうかはそう聞くだけで実際はわからないのですが、周囲の鉱物が光と反応して美しい水色になるのは分かります。天候によっては川に近づくのは危険ですが、見られそうなら川もちょっと見ておくとより一層この地の不思議さに迫ることができます。
今回は美しく幻想的な青い池、実は隣の川も青いよっていうお話でした