前回の文房具屋巡りにて、めちゃくちゃ書きやすいボールペンに出会ったことを機に、太めのボールペンを探すようになりました。

しかし探すとなるとこれがなかなか見当たりません。大きめスーパー、百均、ショッピングモールなどに競うように置いてあるのは先が細いボールペンで、逆に太いものはそうそう見つかりません。そうかこれこそが文房具店で探すべきものなのだと気づき、次回文房具店に行ったら真っ先にこのタイプを探そうと決めていたのでした。

今回の散歩は白石区本郷７丁目。

地下鉄南郷7丁目3番出口すぐの水源池通からおさんぽスタート。ちなみにこの水源池通、ずっと沿って歩いても結局水源池には辿りつかない（どこかで曲がらない限り)気がするのですがなぜ水源池通なんでしょ？歴史を紐解くと分かるのでしょうか。昔はもっと道が少なくてこの道が一番近かったんでしょうか。

さて、のんびりおさんぽします。

熱めのお湯設定が評判の高い美春湯。銭湯のある街っていいですね。

途中ケーキ屋さんにて買い物もしましたが今回は割愛

途中にあったこの道、ここだけ両側街路樹がある素敵な道なんですよ。

ここが本郷通商店街です。さっそく曲がってみます

ここはかつて農地だった所に、住宅よりも先に商店街が形成されたと聞いたことがありますが、JRからも地下鉄からも少しあるく所に商店街が線路と並行してあるのがおもしろいところです。本郷通商店街の加盟店はもはやこの通り沿いの店に限らず一帯に広がっていますが、この並木のある本郷通がメインと言って良いでしょう。

画像の左側(緑のネットの）向こう側は学校です。ここは歩道が広くなっていてピクニックテーブルがいくつかおかれていました。ゆっくりしていってねという感じでしょうか。

途中でそろそろ駅へ…と思い商店街を抜けて歩いていると小さな個人商店。

この時は看板に「田村文房具店」と書いてあるのが角度で見えず、小学校の向かいに小さな店、これは駄菓子屋さんだろうなと思い近づくと「田村文房具店」の文字！嬉しくなり早速入店。

すると店内は駄菓子屋さん顔負けの駄菓子の品揃え。

画像の右上、ジャンボマックスが映っているのが見えますか？外国人風の顔をした富士フィルムのCMに登場したキャラクターです。フジフィルムのCM起用は1976年からのようですが、そのころのものなんでしょうか！？だとすると日焼けもほとんどしておらず状態が良いですね。

やさしそうなご婦人店主さんが出てきて対応してくださいました。太めのボールペン、できたら1.0のペン先を探している旨を伝えると「１．５！？」と驚かれ（何度説明しても1.5に変換されてしまうのでそのままお話を進めることに笑）、そんなに太いのは今まで売ったことがない、普通は0.5だもんね。特殊なお仕事をされているのねと話してくださいました。単純に書きやすくてハマっているだけとはなんとなく恥ずかしくて言えず、言葉を濁す私(笑)…

途中きさくに天気の話をしたり、道を通りすぎる子どもたちのお名前まで把握されていて「今日は学校どうしたの、〇〇は？」などと本当に地域の子どもたちに愛され子どもたちを知り尽くしてるような方で、町の宝だなと思ったりしました。

店内も奥まで進むと学校で使うノート中心に学童用品も多く、地域の大事なお店だなと思うなど。お向かいは南郷小学校ですもんね。

何を買っても良かったのですがボールペンについて聞いておいてノートを買うのも変なので0.5のボールペンを２本購入。駄菓子も欲しかったけどまた今度。

小学校から帰ったら、田村文房具店で駄菓子を買って、この南郷タンポポ公園で遊ぶ、そんな平和な光景が思い描かれる街でした。

ちなみにこの南郷7丁目駅周辺は、かなり広範囲に渡って焼き立てパンのいい匂いがするんです。いい匂いのする駅ナンバーワンかもしれません。どこかにパン屋さんがあるとかそんなレベルではなく、本当に街中パンの匂いがする時があります(時間帯と風向きにも寄りますが）。この駅の近くにはロバパンの工場があるのですね。これはいい匂いが漂うわけです。なんだかロバパンのパンが食べたくなった帰り道でした。

南郷7丁目駅

本郷通商店街サイト

田村文房具店