有坂閣下「私が何者かとな?私はキミが肩に担いでいる小銃をつくった者であるッ」
ゴールデンカムイ第94話『機能美』より
鶴見中尉「有坂殿!彼は今酷く落ち込んでおります 無理を承知でお願いしたい!一肌脱いでいただけないでしょうか」
ゴールデンカムイ第94話『機能美』より
開拓の村内にあるこの旧有島家住宅は、鶴見中尉の小樽の私邸として登場している。
実際には小説家の有島武郎が住んでいた家で、今も豊平川のほとりにその碑が建っている。関連記事はこちら↓
豊平川のほとりにある有島武郎邸宅跡、標だけが残っていると思われているが実はまだ実際に残っているものがあった↗
旧有島家住宅、として紹介はされているが、有島武郎はここにおそらく1年と2ヵ月しか住んでいなかった。有島武郎の著書によれば「借りた」という記載がある。
中はたいへんおしゃれで「小さなこどものいる(当時の)最近の家」という印象でとてもよい建物だった。ただし復元だそうである。
鶴見中尉の私邸というにふさわしいおしゃれな内装。
有島武郎は妻を早くに失くしている。この家に1年ちょっとしかいなかったのは妻の療養のため東京に引っ越したからであった。
有島武郎の著書を読む限り、この家の周りの雰囲気(当時札幌の白石区近辺はリンゴの畑が多く、有島家住宅の周りもりんごの木に囲まれていた)を気に入っていたのではないかと思う。農業への憧れがあったようであった。
動画派の方はこちらも是非ご覧ください。鶴見中尉の私邸のモデル旧有島武郎住宅などもゆっくりと巡っています