北24条を散歩するのが好きです。
八百屋さん。本屋さん。文房具屋さん。酒屋さん。お蕎麦屋さんに町中華。
どこにでもあるはずだったこれらのお店が大手スーパーやショッピングモールにとって代わるようになって久しいですが、上記のお店がちゃんと元気な街、北24条。さらにここは夜の繁華街でもあるので昼の顔夜の顔と色々あって散歩が楽しい街です。
そんな北24条に昔からある「洋菓子の店 モンレーブ」。
看板は「高級洋菓子 モンレーブ」となっていました。「モンレーブ洋菓子店」と呼ぶ人も多いです。私もなぜかずっとモンレーブ洋菓子店かと思っていました。
コロナ禍に突入したあたりから営業時間も変わったようですが、少し前まで23時まで営業していたケーキ屋さんです(現在は22時まで営業)。これは北24条ならではの営業時間で、夜飲んで帰るお父さんが家族にケーキを買って帰ったり、なじみの店にケーキを持って行ったり、いろいろと重宝してきたお店です。
バターケーキが時代の流れで少なくなっていった結果いつのまにかこちらの名物となりつつあり、逆に昨今バターケーキの取り扱いを増やしたとも聞くこちらのお店。
今になってショーケースの写真を見るとプリンの形が独特で気になりますね。買えばよかった
このキラキラなアップルパイが1ホールで2200円。アルメットは1800円。
全般的にお値段が良心的でこれは北24条の良さですね。
普通この流れならバターケーキ注文するでしょ!!と思いつつその日の気分でこちらの二つを購入。
ケーキうんぬんの前にこの箱がいいのですよ。どこから仕入れているのでしょう!昭和のメルヘンと優美さ両方兼ね備えたかわいい箱。
ミルフィーユは上段と下段でクリームを変えていました。見えにくいですが下段はカスタードです。このカスタードがびっくりするほどしっかりしていて、半端にフォークに乗せるとケーキごと持ち上がるくらいしっかりカスタードでした。一瞬ホワイトチョコかと思ったくらいです。
こちらのお店はバターケーキが有名なのですが、お店の佇まい、ケーキの箱、ケーキの見た目、ケーキのお味、どれをとっても良い意味で昭和です。昭和のドラマに出てくる素敵な洋館住まいの奥様が紅茶と共に召し上がっていそうな高級ケーキ、それが私にとってのモンレーブのケーキです。そして北24条も良い意味でどことなく昭和をまとったような街なので、とても街と調和していて素敵なのです。
次回こそはバターケーキを注文しようと思います