道民に”日常”をくれる。北海道が誇るパンメーカー「日糧製パン」


今回は日糧製パンのあれこれを。

道内のスーパーにも本州と同じようにヤマザキパンが広く流通している。

本州ではそれと並んで第一パン、フジパン、PASCOが多いですが北海道ではこの日糧製パンとロバパン、札幌パリなどのメーカーがスーパーのパン売り場に並んでいる。スーパーで買うこれらのパンは「道民の日常」。(ちなみにロバパンは現在ほぼフジパンと同じ、日糧製パンはヤマザキと業務提携)

2018年9月に北海道で大きな地震があって、流通が滞ってスーパー全体がほぼすっからかんになった時、近所の人たちから「スーパーのパンが食べたいね」という話が出たことがある。パン屋さんの方が材料のストックが店舗にある分、再開が早かった傾向があって、多くの人々にとってとてもありがたかったのだけど、我々は毎日パン屋さんのパンを食べられるような生活はしていないので、なんとなく”非日常”だった。スーパーのパンが食べたいねという真意は「日常を取り戻したいね」という意味で出た言葉だと思う。スーパーのパンは我々にとって心をニュートラルにするために必要な食べ物なのかもしれない。

その道民のスーパーのパン、山崎以外の代表格が日糧製パン。

チーズ蒸しパンの本家本元はたしか日糧製パンだったと思う。ロングセラー。

2009年に山崎製パンと業務提携したのだけど、業務提携してから商品がほとんどフジパンと同じになったロバパンに対し、日糧製パンは業務提携に気が付かない程独自のパンが存続しているしそのあとも出続けている。かわったのはキャッチフレーズくらいではないかと思う程、今まで通り日糧のパンが売られている感じがある(素人目ではね)。

目ん玉飛び出るほどうまい!!という訳でもない、でも低価格できちんと美味しい。

そんなパンメーカーってありがたいですよね。

日糧製パン。パッケージにはNICHIRYO と書かれていることが多い

このロゴマーク、麦の穂になっているんですよね。

麦が実る形でNICHIRYOが書かれている、良いマークですね

トラックなんかのマークではこれが赤、黒、白の三色で描かれていることが多いですがこの色にはそれぞれ

赤「家庭の暖かさ」

黒「力強さ」

白「清潔さ」

の意味があるんだそうで、知らなかった…。この色ばかりではなく商品によって色んな色で印刷されている気がしますが、正式にはこの色なんですね。

これからもずっと道民と日常を歩んでほしい、われらの日糧パン。


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