実は実力派の温泉郷があるんですよ。長万部温泉郷を歩く_長万部の魅力その3


長万部紹介シリーズ、3回目でございます。他のシリーズはこちらから

3.おしゃまんべ温泉郷がある

長万部には実は温泉郷があります。長万部駅にも案内板が出ております。

おしゃまんべ温泉郷。でもほんのちょっぴりアクセスが難しくてですね。

もし長万部の駅が高架になっていて線路の両側に「東口」「西口」とあれば非常に近いのですが、現状は駅から距離的には近いながらもその道のりは結構離れた場所にある踏切を渡らなくてはならないところが玉に瑕…。でもこれは長万部ご紹介シリーズ1でご紹介したとおり今後は駅が高架化決定しているようなのでそんなアクセス難は解消の兆し。そして泉質は非常に良いようで一度行った方はまた行きたくなる、そんな実力派の温泉です。

長万部温泉を縦断する動画はこちら(温泉街は動画内の1:30 辺りから)

惜しむらくはほとんどの日本人が温泉街と言って想像する町並みとは異なるためなかなか温泉地であることを想像し辛い点でしょうか。

中央に控えめな「おしゃまんべ温泉郷」と書かれた看板があるのが見えるでしょうか
これがなかったら温泉街に気付けないかもしれません
こちらは登別温泉の街の様子。歩いて買い物して美味しいもの食べて
温泉宿にゆっくり泊まる…という雰囲気が見えます

おしゃまんべ温泉郷は、のどかな住宅地の中に温泉旅館がポツポツとある感じです。お土産屋さんが軒を連ねる様子はありません。

シャッターがおりたままの店舗らしき建物や、

閉業してしまったのかこの日たまたまなのか、シャッターが降りた店舗。
シャッター前に花を添える心が美しい
元々この辺りは店舗が多かったのだと思われる

閉業してしまったらしきバー、喫茶店跡地を見る限り、きっと以前はもう少し賑わっていていたのだろうと思います。その頃は”温泉街らしさ”もあったのかもしれません。おそらく、長万部が鉄道の街として栄えていた頃は。

看板にはBAR MOMIZAの文字がありました。
どうやら近年閉業されたご様子の元バー店舗。おしゃれで素敵な外観。
温泉街中心部すぐのところにも廃屋がみられ
若干寂しい雰囲気は否めない。
くどいようですが長万部温泉は泉質良く料理のおいしい旅館が多い良いところですよ

景観を大事にする温泉街が多い中で、ここは本当に地方の住宅地に迷い込んでしまったような雰囲気。倒壊してそのままになっている廃屋があったり、うっかりしていると見過ごしてしまう小さな看板の奥に温泉宿があったりという雰囲気です。個人的にはこの雰囲気が嫌いではないですが、観光客をたくさん見込めるかというと違ってくるだろうところ。温泉郷側としてもおそらくそこはなんとかしたい気持ちは山々で、どうしても予算がいる話なので。

旅館 昇月さん。その隣がホテル四国屋さん。営業中。
どちらも一度泊まった方々には人気の宿です
ホテルあずまさん。駐車場ぎっしりですね。
日帰り入浴でも快く対応してくださるそうです
おしゃまんべ温泉ホテル。
この奥側にはホテル大成館やホテルエクセルインがあります
道を挟み向かい側には丸金旅館と温泉旅館もりかわ

浴衣で街を歩きながら温泉饅頭やほうじ茶ソフトを食べて景色を眺めながら足湯に浸かる…みたいな感じではありません。

案内看板を見るとこのあたりが温泉街の中心で
確かに道の両側に旅館やホテルがありました
長万部温泉発祥之地 と書かれた石碑

逆に言うと今まで見てきた温泉街はぱっと見で温泉街だと誰にでも分かる街になっていたのって実はすごいことなのかもしれません。

温泉郷を示す看板、もう一つありました。
旅館の記入枠に少し空きがあり、旅館も看板設置時より減ったのかもしれません

とはいえ一度行った人を虜にするほど泉質が良いと噂の実力派、長万部温泉。長万部温泉に泊まれば自動的に長万部紹介シリーズ5番目でご紹介する極上の海岸線にも至近距離ですので、ぜひ一度訪れていただきたい場所でございます。函館に長期滞在する方はそのうちの一日をここ長万部温泉にあてるのも楽しいかもしれませんし、札幌と函館両方行かれる方は移動日のお泊りをここ長万部にすると余裕をもって移動できます。札幌から函館まで車で一気に移動すると日中のほぼすべてを移動に費やす形になってしまいますので、長万部で一泊、いかがでしょうか。

長万部温泉郷

尚、余談中の余談なのですが、長万部温泉郷の通りにこんなすごい木がありました

ぐるんぐるんの木。

ぐるんぐるん。何がどうなっているかわからないくらい、ぐるんぐるんの木です。自分で自分を結んだみたい。庭師さんがこんな風に育てたんでしょうか。たまに見かけるこんな光景もまた、お散歩の醍醐味。

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