朝食にぴったりなヨーグルト。中でもカップヨーグルトはとっても手軽で忙しい朝にもぴったり。そんな訳で今回は、道民の朝の大問題!?サツラクヨーグルトか牧場の朝ヨーグルトか?2つのカップヨーグルト徹底比較です!
1 メーカー
サツラクヨーグルトはサツラク農業協同組合が販売元。販売地域は北海道のみか。
牧場の朝ヨーグルトは雪印メグミルク。こちらは全国で販売されているはず。発売から35年以上だろうか。給食にも使われていたり、知名度はサツラクより上と言えそう。
2 パッケージと容量
どちらも3個入りで、スーパーなどの実勢価格で100円前後。まあでもサツラクの方が10円弱高いことが多く、日々の買い物ではこの10円の差もネックになってくる。どちらも三個入りで価格がちょっと違うとなれば、数円でも安い方が手に取りやすい。でも実はサツラクの方が内容量が5g多い(サツラク1個75g、牧場の朝70g)3個入りなので15gちがう。
以前はサツラクもにっこり牛さんはいないまでも牧場の風景画で大人のかわいらしさがあったんですよ。もっと北海道感があるパッケージでした。サイロと牧舎と牧草、牧場らしい白い柵があったような。いつの間にかシンプルパッケージになっていました。コスト削減なのかな?パッケージのかわいらしさは牧場の朝が優勢
3 材料とカロリー
ここからは結構違いがあります。
サツラクヨーグルト
原材料:乳(生乳(北海道産))、砂糖、乳製品
乳脂肪分は2.0%
カロリー:62kcal カルシウム83mg
牧場の朝ヨーグルト
原材料:生乳(国産)、砂糖、乳製品、乳たんぱく質、寒天/香料
乳脂肪分は1.9%
カロリー:63kcal カルシウム77㎎
サツラクは生乳に「北海道産」という明記があるのが印象的。
雪印の牧場の朝は販売区域が全国なのでどうしても表記は「国産」となるが、北海道製造分は同じく北海道産の生乳が使われているのではないだろうかと推測。
牧場の朝は寒天が使用されている。これは見た目でも分かる。
蓋をあけて並べなおしたら両者の立ち位置がさっきと逆になってしまった。右がサツラク、左が牧場の朝。牧場の朝は寒天の効果か、形が崩れずぴたっときれい。右のサツラクは大きく崩れてはいないけどやや柔らかそうな表面。スプーンですくってみるとさらにその差ははっきりする。
でもこの寒天、まあ添加物と言えなくもないが、カップヨーグルトに使う分にはそんなに毛嫌いするような要素ではない。例えばお母さんがスーパーで買ってきて、エコバッグの中で横になることもあるだろう、それをおやつにあけたこどもが(ぐ、ぐちゃぐちゃだ…)と落胆するよりはきれいな形で保ってあげたいという思いやりからの使用だろうし、寒天は海藻の食物繊維の塊みたいなもんなので、おなかの調子を整えるのには良い材料。ダイエッターにとっても寒天というのは強い味方食材。プレーンヨーグルトではなくカップのヨーグルトなのだから寒天の使用くらいはいいのではと思う。ヨーグルトの柔らかい舌触りを壊すほどの使用はしていないように思える。
余談だけどコンビニの高価格帯プリンで「昔ながらの固焼き」を売りにした商品も実際は寒天で固めていたりすることがある。
4 味比較!
一番の違いは味。牧場の朝の方が圧倒的に甘く、乳酸菌飲料のようなさわやかな酸味と香りが鼻を抜ける。材料比較で触れなかったが牧場の朝は香料使用。その香りなのだろうか。カルピスとかピルクル、北海道でいったらカツゲンとかあの系統の味と香りがある。子どもは大好きそうな味。大人になると人によっては食事には甘すぎるかもしれない。
香料といっても、こういった乳製品の香料というのは、香りをつけること自体が目的というよりは、乳酸菌の発酵由来の独特な臭いを抑えることで食べやすくするのが主な目的なので、別にいやな香りがするわけではない。子どもの乳製品への入口としてはこっちの方が食べやすいかも。
サツラクのヨーグルトは、牧場の朝を食べた直後に食べると一瞬甘みを感じにくくなるくらい、甘さ控えめ。牧場の朝より5g多くて乳脂肪が多いながらも1kcal低いのは砂糖の量が控えめなのかもしれない。そして乳酸菌飲料のような鼻に抜ける香りと酸味はあまりない。シンプルにヨーグルトに少し砂糖を入れましたという味。手軽なカップヨーグルトながら味は本格的。
5 まとめ
ざっくり言ったら大人はサツラクヨーグルト、子どもは牧場の朝がおすすめかなぁ。
私は二つを並べてサツラクを先に食べてヨーグルト感を味わい、次にデザート感覚で甘い牧場の朝を食べてます(ずるい)。
北海道に来たら是非サツラクのような「ローカル市販ヨーグルト」も召し上がっていってくださいね。
サツラク、昔の方がパッケージかわいかったなァ(2回目)。