サンドリアでサンドイッチを買って、その後ウキウキ気分で散歩の続き。
今日はなんとなく狸小路へは入らずに、

この路線で行こうということにした7丁目を応援したい
大好きな松本商店の前を通り、


いつからあるのでしょうか。松本商店は屋根も素敵なんですよね

夜には MATSUMOTO のネオンも光る。
角を曲がると一つのビルが役目を終えてさよならを告げていた。

街の姿はいつも猛スピードで変わっていく。
ここどんなビルだったっけ。街は絶え間なくその姿を変えていきます。
そんなこんなしながら、ふらりふらりと歩いて市電の通りへ出た。
やっぱり市電のある街はいいなぁと。

自分が住んだ場所で市電の類があったのは、東京(都電)、豊橋、そしてここ北海道。北海道には札幌と函館に市電が残っています。市電が走るとなんとなく街の魅力がぐっと増す気がします。
乗り物には別に詳しくないのですが、歴史の一端に触れているような感覚になれて良いのです。
さて、そんなこんなでぶらぶらと遠回りで散歩しながら中村園へ。

市電と同じく、昭和の雰囲気が残る建物。

お店の前を市電が通るこの光景も含めて、”ザ・札幌”という感じで。市電といっしょに札幌を見てきたという感じがします。
サンドイッチを持っていた私はふと、
「お茶にほうじ茶、いいんじゃない?」って。
なぜ緑茶じゃなくてほうじ茶を思いついたのか分かりませんが、11月の寒くなってきた札幌、なんとなくしっかりした味のあったかいほうじ茶を飲みたくなって入ってみることにしました。
お茶屋さんでお茶を買う経験はあまりありません。普段スーパーで買ってしまう。だからちょっとドキドキ。
―めっちゃ高いのしかなかったらどうしよう??
―お店の人怖かったらどうしよ?
―私なんかが入っていいのかしら。常連さん以外でも入れる雰囲気?
そんな思いを胸に、えいやっと、入店。
そしたら、最初に目に飛び込んできたのはお茶よりも先に、お菓子でした。
色とりどりの、かわいいお菓子。


そっか、お茶にはお菓子だもんね。
茶道にもお菓子って欠かせないんでしょう。詳しくはないですが、ああそうか、お菓子か~!って。
小さくてかわいいお菓子がたくさんならんでるのを見て、この時点でだいぶ緊張はとけました(笑)。
そして勇気が出てお店の人にこんにちは~として、湯呑コーナーへ。

逆向きに揃えてあるのは窓の外のお客さんにウィンドウショッピングしてもらうための配慮でしょうか。
棚が三段あってあれこれ眺めるのが楽しかった
一つ、思わず声を出してしまいそうなほどかわいい湯呑があってほしかったのですが、家にもたくさんあるのでひとまずぐっと我慢。あ~でも次に行ったときまだあったら絶対買います。忘れられないので。まだあるかな、あってくれと毎日考える日々(笑)。
そしてほうじ茶コーナー。

一番安いのはなんと200g324円。スーパーの通常価格より安い。
意外にもお求めやすい価格で。
今日一のびっくりでした。専門店てスーパーより高いイメージがあって。
30g1000円とか、そんな感じかなとドキドキしていたのです。
もちろんそういうお茶もあるんでしょうけど、決して高いだけじゃないのですね。デパートの紅茶とかも、少量で10万円のを見かけて、ひえーと思っていまして、そのイメージがずっとありました。
ほうじ茶自体がリーズナブルなお茶なのかもしれないですが、中村園さんは「お茶問屋」だからここまで安いのでしょうか。
右から順に
ほうじ茶…200g 324円
ほうじ玄米茶…100g 324円
くきほうじ茶…100g 324円
極上ほうじ茶…100g 324円
高級ほうじ茶…100g 540円
ほうじ茶…100g 864円
総じて思ったほど高くないですよね。
右端と左端は同じ”ほうじ茶”なのにお値段はローエンドとハイエンドになっている件や、極上ほうじ茶は324円で高級ほうじ茶は540円なところとか、ちょっと初見の私には分からない奥深い部分はありますが…
くきほうじ茶ってなんとなく香ばしい感じがするのでこれは即買おうと思いました。あとはやっぱり名前から「極上」ほうじ茶を。極上なのに324円、安い。
お店の人にくきと葉だけのほうじ茶との味の違いを伺うと、くきはやっぱり香ばしいですよ、とおっしゃっていました。「くきほうじ茶」と「極上ほうじ茶」を買ってご自分でブレンドする方も多いとのことでした。
こちらの中村園は昭和18年創業。私の知っている限り札幌で老舗のお茶屋さんは
大正14年創業の松寿園(狸小路の4丁目付近)、
昭和2年創業の老舗あづみ(札幌市西区琴似)
昭和2年創業の幸乃園 安中茶舗(狸小路)
昭和8年創業の玉翠園 (創成川付近 東区南一条)
などありますが、現在の店構えでいったら一番昭和の趣があるのが中村園さんで、ずっと行ってみたいとは思っていたんですよ。勇気を出して入ってみて良かったです。次回はあの湯呑を買おう、青梅ゼリーと、そして今度は高級ほうじ茶を買おうとか、いろいろ未来への希望が持てました。大げさかな。でも僕らは今夜のテレビが楽しみだとか今日はジャンプの発売日だとか、そういう日常の小さな楽しみで人生をつないでいるんだよと昔学校の先生が言っていました。


市電と共に歩んできた中村園さん。




サンドイッチとほうじ茶、最高でした
札幌で現在一番の老舗が大正14年創業。明治後期には別のお茶屋さんもあったのかもしれないけど、もっとさかのぼって明治初期には、北海道の人々は、どうやってお茶を手に入れてたんでしょうか。
寒いからもちろん飲みたいだろうけど、今ほど自由に入ってこないし。
すすきの遊郭が明治4年に作られているから名目的にも”お茶”は必要不可欠なものだった気もするのですが、寒い北海道では栽培不可能だし、かなり貴重でしたよねきっと。今は手軽に飲むことが出来て、ありがたいことです。
そんな訳で今回は、お茶屋さんっていいじゃん!という発見のある散歩でした
茶問屋 中村園
松本商店



“ドキドキしながらお茶屋さんに入ってみる散歩。市電と共に歩み続けた中村園でおいしいお茶との出会い” への1件のフィードバック
[…] で具材たっぷりの極上サンドイッチを買ったら、その足でちょっとお散歩で、勇気をだしてサンドイッチにピッタリの飲み物を売ってるお店に入ってみたんです。その話は次回に続きます […]