西野書店 平和店へ。西区は奥深い!|北海道の個人書店巡りさんぽ#3 札幌市西区

書店巡りの散歩、今回は札幌市西区へ。宮の沢駅近辺で用事を済ませた後、書店に行くためひたすら坂を上っていく。

西区は結構奥が深いです。都会の側面がある一方、山をいくつか抱えた区なので区内で山登りもできてしまう。人口は多いけどヒグマも生息している。

そんな西区を縦断するような感じで駅から遠ざかっていきます。季節は12月になりたて。たまに雪が舞っては積もらずに消えていくような天気でした。

行きはひたすらのぼり坂です。きついとまではいかないですがウォーキングにはよさそうな傾斜が続きます。

途中かっこいいお寺がありました。正信山養福寺。

正信山 養福寺

西野川 という小さな小川沿いに歩道が続いていたので、雰囲気の良い歩道に沿って散歩。石垣に紛れて石階段がみえます。この階段、昔はちょっとした生活利用もあったのでしょうか。この上は山なこともあって水がきれい。

西野川という小川に沿って両側が歩道になっている。
雰囲気の良い小径

途中スーパーが見えてきた。北雄ラッキー。ここは少し規模が小さいせいかラッキーではなくラッキーマートという名前になってました。周辺の人には助かる小規模ながらなんでも揃うスーパー。とくにベーカリーは充実してました。

歩道からラッキーが見えたので吸い寄せられるように横道へ。

北海道のスーパーは必ずこの時期にソリが売られます。とくにラッキーは低価格のソリで助かります。結構前ですが490円で買ったことがあります。
冬これに荷物をのせて運ぶと楽なんですよ。やる人はもうあまりいなくなりましたが、たまに古い木製のソリで灯油を運ぶおじいさんなど見かけるとなんとも尊い気持ちになります。子どももソリに乗せて運んだりします。

店先でソリが売られる光景。雪かき用スコップなどのコーナーにある。

スーパーに寄ったついでに「西野通り」という道に変えてさらにのぼります。寒い。

電気店、学校、塾、製麺所などいろいろ。
上に行けば行くほどなにもなくなっていくかと思いきや、いやいやそんなことはありません

以前並木道だったらしき跡。

以前ここは並木道だったのだろうか

ここまでだいぶ上ってきましたが、急にこのあたり以前相当栄えていた形跡があるのですよね。

このあたり、急に栄えだすのですよ。
正確には以前だいぶ栄えていた形跡があります

ちょっとしたショッピングセンターの跡地(現在はペット関連のお店になっています)、歯科、近くには内科、居酒屋が数店舗、クリーニング店、電気店美容院などなど…この界隈にぎゅっと凝縮されています。

この日はお休みだったらしいクリーニング店 スカイクリーニング。
ここは受け渡しだけでなく隣に工場が併設されているのでここでクリーニングが完結する。

現在閉店済みのお店も加味するとこの交差点は周囲の中心部だったのではと思えてならない雰囲気です。

西野ご案内図。これだとはやし整骨院以外のご案内がないが…(笑)
この交差点付近は栄えていた形跡があって趣深い

宮の沢駅も発寒駅も割と最近できた駅なので、琴似が最寄り駅として考えると、ここは道のりにして駅から5.3㎞。琴似まで毎日買い物に行くわけにもいかないし、昔はこの周辺も生活の拠点として賑わっていたんだろうと。西野は結構入植が早い方なので(記録上は明治18年、明治2年の説もあり)、その意味では繁華街があっておかしくないのですよね。繁華街は大げさですが、今より活気のあるエリアだったろうと思います。

と同時に、農耕が盛んだった名残のような建物も立派に残っていたりして素晴らしい。

倉庫でも家でもおかしくない立派さですが窓の雰囲気から倉庫と推察。
このあたりも今は田畑がほとんどありませんが苦労を重ねて開拓した場所です

ここからほど近い場所、これから向かう場所は「平和」という地名ですが、このあたりは開拓のたいへんさにより平和と名付けられたとも聞いたことがあります。それだけ厳しい土地柄でした。

ただでさえ寒く、寒い土地でも育つ作物の品種改良もまだまだな時代、ここは標高も高いので開墾と言ってもたいへんなことだったろうと思います。この建物が建つ西野10条あたりも同じく大変だったであろう場所ですが、明治中期~後期には西野米というお米を育てるまでになったところです。もう散歩する限りでは水田地域だった面影はほぼないのですが、さきほど歩いてきた西野川も水田に利用された川かもしれません。

その先には有名ケーキ屋さんの「パティスリー ヨシ」。

画面奥のライトオレンジがパティスリーヨシ。少し離れて手前に見えるのが駐車場。
ジェラートの「ヨシ・ヨシ」も併設

決して利便性の良い土地ではありませんが車で各地からやってくるお客さんが連日後を絶たない人気店です。

店前の駐車場はもういっぱいでした

嵐のメンバーの皆さんが札幌ドームにてコンサートをされた際にこちらのケーキを召し上がったとかで、さらに人気があがりましたが、それ以前も良く知られたケーキ屋さんでした。

いつもこの窓からちらりと見える店内のお客さんの多さに圧倒されて入らず帰ってきてしまう私。
人気店です

すこし横道にそれると広大な敷地の公園。
「西野南公園少年野球場」
野球ができる造りになっています。

西野南公園 少年野球場
この日は寒さもあってか一組の親子がキャッチボールするのみ

札幌は広い公園が本当に充実していて、子どもたちには本当に幸せなところです。この幸せに気付くのは札幌の外に出た時かもしれませんが…駆けまわれる公園があちこちにあるのはリッチな環境です。いっぱい遊んでほしいですね

野球場脇の小路を、突き当りの川に向かって歩く

野球のできる広場と歩道を挟んで反対側に遊具。こちらが「西野南公園」でしょう。ボールが飛んでこないのでこのほうが良いですね。

こちらも結構な広さの遊具ありエリア

川が見えてきました。琴似発寒川です

正面が「琴似発寒川」

琴似発寒川の案内板はほぼノーヒント状態

何を案内してくれてるかはちょっと分からず…

この川を、風の子橋というかわいらしい歩行者専用の橋で渡ります。(冬は閉鎖されているかもしれません)

歩行者だけが渡れる小さな橋、風の子橋

川からの風景。

鮭はどの道をいくのだろうか。
右から二番目の20センチもなさそうなほっそい水路が意外におすすめな気もするが…

これ、鮭が遡上できるようにこうしたんでしょうか。鮭がどこを通るか選べればいいけれど… 
で、一番上りやすいのはどのエリアなんだろうか(笑)

河口側の景色。

河口側の風景。
今までの散歩で、この川で子カモが育ち、ウグイが泳ぎ、鮭が遡上するのを見てきた
この少し先にはタワマンなどあるなんて信じられないほど自然豊か。

札幌とはいえ、札幌駅周辺以外は自然多めなんですよね。それが良いところではありますが

風の子橋。もしかしたら積雪時期は通れないのかもしれません
子どもは風の子。昔よく言われましたね

風の子橋を渡るとですね、スコーン専門店があるのです。

スコーンの名店 コバスコンさん

ここは、存在は知っておりましたがいかないつもりでした。だってとっても人気店で圧倒されてしまうし、早い時間に「売り切れました」ということもあるのでなかなか来訪が難しいのです。それだけ美味しいのでしょうね。

でもみてください!今日は運よく駐車場が全然いっぱいじゃないし駐車待ちの車もない、ラッキーと思って近づくと

窓にクローズの貼り紙がありました。

クローズ の文字

ですよね。そりゃそうですよね。人気店ですもの。こんな空いていることないって時点で気が付かなきゃ。

コバスコンさんの公式サイトはこちら

このコバスコンさんを過ぎるとすぐ西野書店さんです。やっとだー!やっとつきました。寒かった

あっ

西野書店 平和店

閉まってますね。ガッツリ閉まっています。
定休日とも閉店ともありませんがとにかく閉まっています。

定休日 の看板がどこかにぶら下がっていないかしばらくブラブラしましたが、みつけられず。閉店じゃないといいのですが…

帰路へ。

帰りは本当に早いです。ずっと下り坂なのであっという間に駅に戻れます。ここから戻るならなんとなく発寒南駅の方が近い気がしてそちらに向かって帰りました。

西野、なかなかいいところですね。歴史も感じましたし。また別日に西野書店行ってみたいです。店名よりも「本と文具」の方が大きいのがなんだか優しそうな雰囲気でした。

※数週間後にリトライしています。同じ12月でも全く違う景色をお楽しみください。あと営業中の西野書店についてもご覧ください

西野書店

コバ・スコン

ラッキーマート西野店

北雄ラッキーさんの公式サイトはこちら


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