前回は謎が残る玉垣でしたが今回もちょっとだけほんのちょっとだけ謎が残っている玉垣なんです
こちら

右上の小さい文字は中見でほぼ間違いなさそうです。

中見番 かと思いきや違う。見番ではないとすると交番かと思うが(思うか?)もちろん交番が寄進することはないしこれは交の文字ではない。
サンズイに思えたのでサンズイの漢字を片っ端から探していたがいまだ分からず、ふと思ったのが隔番かなと。隔のくずし字がかなりこれに近い。遊廓なのでそれなりに門には見張り的な担当者がいたのかもしれない。隔番とは文字通り交代で見張りすることで、もし遊廓内にそんな組合でもあればそこから玉垣一本でているのかもしれない。
古地図の高砂楼の隣に、高砂楼の半分弱くらいの大きさで「札幌貸座敷娼妓取締事務所」というのがあるんですよ。

どんなことをしていた事務所なのか分からないのですが実態としてはこれが隔番だったのかなとも思ったり(規模が大きいので玉垣が出せそう)。見番は見番として地図に記されているので、それとはまた違うのですよね。この取締事務所というのは”組合”に近いんじゃないかと思うのですが。遊廓外に勝手に店を出されたりしないようにとか、遊廓内でご法度なこと(?)が起きてないかとか遊廓の管理をしていた場所ではなかろうかと。そうであれば組合から一本玉垣出しますか、というのはありそうな話ですよね。
とりあえずこの玉垣も謎ではありますが、遊女の名前ではなかったです。次回に続きます



“あと一文字なんだけど…!すすきのにある豊川稲荷札幌別院の玉垣に遊女の名が刻まれているらしい_その12” への2件のフィードバック
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[…] 薄野遊廓に思いを馳せながら玉垣をみる散歩シリーズ、次回に続きます。 […]