地下鉄バスセンター駅は、札幌市営地下鉄の中でも最強の駅「大通駅」の隣で、なんと大通駅から地下で繋がっているほどの都心部。
今回はそんな都心部にあるバスセンター駅とその近隣にあるショッピング施設、サッポロファクトリーの中間地点にある小さな公園「あそぶべ公園」の話です。 ※追記:秋の終わりのあそぶべ公園 の記事はこちら

「あそぶべ公園」。誰が名付けてくれたのかこのかわいい公園は名前からして肩肘張らない”身の丈感”が出ていて非常に好感度が高い。北海道弁がすごいこどもなんて今や見かけないけれど、「ちょっとここであそぶべ」という精神は今の子どもにもきっとある。
あそぶべ公園の特徴をあげて見るとこんな感じです
・決して広くない
・遊具もそんなにない
・変わったものはなにもない
・でもなんとなくいい感じがする←

この「なんとなくいい感じ」というのはどこから漂ってくるのだろうか。
まあ名前が良いのは確かだけど、公園というのはパッと見でつまらなそうだったり楽しそうだったりするものである。私はもういい歳になってしまったけど、子どもは特にその辺の嗅覚が鋭い。その子どもたちにもこの公園はとても好かれている。
近くにもっと規模の大きな公園(永山記念公園)もあるが、小さな子はこちらを好むことが多いらしい(居合わせたご近所さん談)。小さな子にとっては狭さを感じないし、小規模ながらの安心感を得られるのかもしれない。ここでは迷子になりようもない。

ここを通りすがるときはたいていサッポロファクトリーに行くときなのだが、冬だとたいてい近隣の保育園のこどもたちが雪遊びをしている。つなぎを着て、ギリギリ滑れる小さな雪山をみんなで楽しそうに遊んでいる光景は尊い。雪のない時期に見ても非常に僅かながら起伏が作られている。北海道の公園は雪の時期にそなえて築山を設置してあることが多いが、ここはあまりしっかりした雪山を作ると滑った勢いでソリが道路にまで出てしまってあぶないので、本当に若干である。雪遊びを前提としていないのではという程度の若干の起伏、そこをしっかり遊んでしまえるこどもたちのパワフルさも尊い。

木が多めなのも良い。ベンチの周囲にある木はとてもきれいで、感じの良い広葉樹が公園を明るいイメージにしている。園内に入って振り返ると公園の後ろは背の高いマンションなどもある小さな公園との対比が少し面白い。


よちよち歩きの小さなお子さんは律儀に板一枚ずつ踏みしめて歩いていたりする。
かわいい。

ベンチが多めで、ゆっくり本を読んでいる方などもいたりしてたいていいつも良い雰囲気。公園の良さは大きさだけではないなと思う。思い切り駆け回れる大きい公園もそれはそれでとっても大事ですけどね。



この公園が整備された年がいつからか分からないけれど、オープンしたての頃はそれはそれは奇麗であったであろう敷石。七色に輝くあそぶべ公園も見てみたかった。今では実現しなさそうな、コストがかかりそうな演出…
小さな公園でしばらく過ごしてみると、視点が小さなものに向く。壮大な公園はその壮大さに惹かれて規模にばかり目がいってしまうけど、ここではベンチに座って落ち葉の形を気にしてみたりアリの様子を眺めていたり。そして最終的にはかわいいスズメの姿をカメラに収めることに夢中になっていた。チョコチョコ動くしすぐ飛んで行ってしまうのでスズメを撮るのはとっても難しい。



スズメもこの公園を気に入っているのか、ひっきりなしにやってくる。そしてその姿に知らないうちに癒されている自分に気づく。都会のオアシスというには大げさだけど、大事なものというのは意外とこういうところで思い出したりできるのかもしれない。
あそぶべ公園の場所はこちら↓
わざわざここをめがけて出かけるほどの公園というものでもないけど
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“小さいけれど特別な存在感「あそぶべ公園」で大事ななにかを取り戻すさんぽ” への1件のフィードバック
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